松葉湯
銭湯
スーパー銭湯には無い味わい!
薪風呂とインコとカメで癒されます!
創業は明治の初期と言いますから、約120年の歴史のある銭湯!
現在は、3代目の松井宗六さんがこの松葉湯を切り盛りされています。
お風呂が家庭に当たり前に備わっている時代の中でも、その特色を以て変わらず地元民に愛され、地方の方にもファンをたくさんお持ちです。
その特色は、まずお湯です。地下からくみ上げた水を、油ではなく、ボイラーに薪をくべて沸かしておられます。
そうすることで“お湯が柔らかくなる”とのこと。
季節ごとに、天気ごとにお湯の沸く時間は変わりますが、それを薪の量で調整され、肌に優しく包み込むようなお湯にするのが正に職人技です。
次に、目を見張るのが、インコと亀がお店の看板として飼われており、番台ではぼうしインコの“オーちゃん”が「おはよう、おはよう」とお出迎え。
風呂に入れば、アルプスの壮大な景色を描いた美しい壁画や天窓から降り注ぐ日光も、爽やかな気持ちなります。
奥に進むと男湯、女湯を貫通したガラス張りの大きな飼育小屋があり、カラフルなインコと、1メートルはあろうかと思われる大きなリクガメが出迎えてくれます。このリクガメは、齢51歳を重ねた“カメ太郎”。気分で男湯に行ったり、女湯に行ったりしています。
インコは、セキセイインコ、オカメインコ等が約35羽います。
以前は、繁殖し過ぎで150羽ものインコがひしめいていたようですが、自然と減少していまの数字に落ち着いたとか。
インコには名前はついていませんが、常連さんによっては、名前を付けられているものもいるようで、日々自分が名前を付けたインコを見るのが楽しみで銭湯に入られる方もいるそうです。
次に経営を担う後継者も決まっており、これからも地元に愛される銭湯として、また観光のお客さんにとっても、京都の動物のいる銭湯として、末永く愛されること間違いありません。
是非一度、柔らかいお湯と動物たちで、心も身体もリフレッシュされては如何でしょうか。
お風呂に入った後は、休憩室で、飲み物やおつまみなどと共に、番台の店主:松井さんとの会話もとても楽しく、親しみやすく、楽しいひと時を過ごせます。
3時のオープン時には、地元のお客さんが並んでおられるのが日常です。混みあう時間は、夕食前の6時から7時と、9時直後が混みあうとのことです。駐車場も12台用意されていますので、お車の方も大丈夫です。是非あたたまりに来てください。
取材日:2021年1月21日
薪で炊いた、柔らかいお湯。 ガラスの向こうにはインコが沢山!
番台の松井さんとオーちゃん
アルプス風景のタイル
露天風呂も雰囲気がステキです
お風呂上がりのくつろげるスペース